ワクワクメールとYYC(ワイワイシー)を徹底比較してみた!
人気出会い系サイトの1つとして、よく名前が挙げられるYYC(ワイワイシー)。
歴代の運営会社にはライブドア、LINE、mixiというメジャー級のIT企業が名を連ね、現在は東証一部上場企業のIBJグループ。
そんな点では安心感の強いマッチングサービスと言えますが、有名出会い系サイトのワクワクメールと比べると実力はどんなもんでしょうか?本当におすすめできるのはどっちなのでしょうか?
今回の記事ではワクワクメールとYYCを各項目ごとに徹底比較。その違いを分かりやすく解説していきます!
基本スペックを比較!
ワクワクメール | YYC | |
---|---|---|
運営会社 | (株)ワクワクコミュニケーションズ | (株)Diverse(ダイバーズ) |
運営歴 | 2001年~ | 2000年~ |
会員数 | 1190万人 | 1600万人 |
運営会社
YYCを運営するのは東京都渋谷区に本社を構える株式会社Diverse。
この社名自体は一般的に馴染みがないと思いますが、結婚相談所・お見合いパーティー・婚活サイトなど婚活関連事業を幅広く展開する東証一部上場企業、株式会社IBJと聞けばご存じの人がいるかも。
IBJは婚活専門マッチングアプリ「ユーブライド」も運営している会社です。
ダイバースはこのIBJのグループ子会社。今でもたまに見かけるmixiグループというのは2018年までの古い情報ですね。
ワクワクメールの運営は東京都港区の株式会社ワクワクコミュニケーションズ。ここはワクメを専門に運営している企業であり、出会い系アプリ愛用者以外は普通知らないはず。
企業の知名度・信頼度では圧倒的にYYCのIBJブランドに軍配が上がりますね。
運営歴
サクラを使っていて実際には出会えない悪質なサイトやアプリの寿命は1~2年です。
その点、ワクワクメールとYYCはともに2000年代前半から20年以上も続いている老舗サービスであり、運営実績は文句なし。ここは互角でしょう。
ちなみにYYCは元々ワイワイクラブとしてスタートし、その後ワイワイシーとサービス名が変わり現在にいたります。
会員数
公式サイトが発表している会員数はYYCが1600万人で、ワクワクメールの1190万人を圧倒しています。
でも公式発表の会員数って、はっきり言ってマユツバ。数え方にもルールがあるわけじゃなく、各出会い系サイトによって違うのであまり参考になりません。
特にYYCの場合、ある日を境にして急に公表発表の会員数がガツンと上がったのを目の当たりにしているだけに、どうも信用ならないんですよ・・・
一方、ワクワクメールは昔から現在にいたるまで会員数の増え方に不自然さがなく、運営が真っ当に数字を出している気がします。
また、公式アナウンスの会員数はあくまで退会者や幽霊会員も含めた「累計」なので、実際に今活動しているアクティブなユーザー数はともに不明です。
が、後に詳しく触れますが、サイト・アプリ内の活気やマッチング率から判断するに、アクティブ会員数はワクワクメールの方がかなり多いと感じます。
料金を比較!
ともに男性は有料で従量課金制(事前にポイントを購入し、メッセージ送信などのアクションを起こすとポイントが消費されていくシステム)で、女性は完全無料です。
早速、①基本機能の料金②サービスポイント③初回お試しポイントという3項目でコストを比較していきます。
基本機能の料金
ワクワクメール | YYC | |
---|---|---|
メール受信 | 無料 | 無料 |
メール送信 | 50円 | 55円 |
プロフ閲覧 | 無料 | 11円 |
こうして出会い系サイトで使用頻度の高い3つの基本機能の料金を比べてみると、結構大きな差があることに気付きます。
メール送信のポイント消費はワクワクメールの単位で言うと5P。1P=10円なので50円です。一方、YYCの単位では50P。これも50円で一緒と思いきや、実は違うんです。
と言うのも、YYCのポイント購入料金は1P=1.1円と消費税をユーザーが負担しているんですね。優良と言われている出会い系サイトの中でも、これは珍しいパターン。なのでメール送信は50P×1.1円で55円になるわけです。
加えて、厳密に言えば、ポイント購入金額によって付与される無料サービスポイント量が変わる、つまり料金が変わるので、実際は5円以上の差があります。この点は後ほど解説します。
プロフ閲覧のポイント消費にも大きな差が・・・。
まず、相手を探す時、できるだけ沢山の異性のプロフィールを見て選びたいと思うのは男女共通の心理ですね。
更に、プロフを訪問して足跡を付けて回り、足跡が返ってきた女性(=こちらに興味を持ってくれた女性)にファーストメールを送る流れは、効率的に出会い系アプリを攻略する基本セオリー。自動で足跡を残すツールも裏で販売されているぐらいです。
でも、ワクワクメールが無料でプロフィール見放題なのに対し、YYCは10P=11円かかります。YYCでプロフを見まくっていると、みるみるうちにポイントが減ります。
例えば100人の女性のプロフを訪問するとワクメは無料なのに、YYCでは1,100円ものお金がかかります。この金額をメールに換算すると、ワクメの方が20通以上も多く送れる計算に・・・。
YYCには「ポイントパック」というシステムがあり、これを駆使すれば少しコストは下がりますが…
■YYCのポイントパックとは?
パックを購入すると、通常のポイント消費よりお得になる(回数を多く送れる、または多く見られる)システム。
メッセージ送信パック、お相手閲覧(プロフィール詳細または募集掲示板の閲覧)パック、スペシャルメッセージ送信パックがある。ただし、回数の有効期限は30日間。
もともとのメッセージ送信料金が安い、プロフィール閲覧も無料のワクメなら、最初からそんな小細工も必要ありません。
無料サービスポイント
ワクワクメールには無料サービスポイント200円分の定期配信がありますが、YYCには基本的にありません。
また、WEB版クレジットカード決済でポイントを購入した時にもらえるオマケの無料サービスポイントもYYCの方が断然少なかったりします。
YYCの場合、単位が10P=1.1円(他出会い系は1P=10円)、購入プランの金額も3300円、5500円、11000円(他は1000円刻み)と特殊な設定になっていて比較しにくいんですが…
YYCで5500円分購入(もらえるのは6000P)、ワクメで5000円分購入(もらえるのは700P)した時のポイント単価を比べてみると次の通り。
・ワクワクメール 1P=7.1円
・YYC 10P=10.9円
となると、メッセージ送信1通当たりの料金はワクワクメールで5P=35.5円、YYCでは50P=54.5円。こうして同じ土俵で比べてみると、実はYYCの方が9円も高いんですよ。シブい…。
メッセージのやり取りは出会い系アプリで最もコストがかかるアクションだけに、YYCは圧倒的に不利と言えます。
初回お試しポイント
ワクワクメール、YYCともに初回登録時(初めての登録:再登録は対象外)に、無料のお試しポイントがもらえるようになっています。
ワクワクメールは500円分の当サイト限定特典を含めると、最大1,700円分。これは業界最大と断言して良いと思います。一方、YYCは最大450円分。ここもかなりシブいですね…。
スタート時点で既に1250円分、メッセージ送信に換算すると約25通分もの差があります。
こうして料金体系を比べてみると、ワクワクメールの方が圧倒的に少ない費用で出会える可能性が高い。コスト面はワクメの圧勝です。以下の口コミの通りですね。
YYC、pcmax、ワクワクメールとやりましたがおそらくワクワクメールが一番コスパいい
— 輝け X(Twitter)
出会いやすさ比較
料金面はワクワクメール断然有利でしたが、やっぱり出会い系サイトの真の価値は出会いやすさにあります。
安くても出会えなきゃ意味ないし、逆に高くても、その分マッチング率も高ければ利用する価値がありますよね。
サクラと業者
ともに悪質な詐欺出会い系サイトとは違い、運営者が雇ったサクラはいません。
でも、援デリ業者の紛れ込みはワクワクメールの方がやや多いと感じます。
というのもYYCにはアダルトカテゴリー(大人の出会い目的)がなく、基本的にピュアカテゴリー(友達・恋人探し目的)に特化したサービスのため。
ただしYYCにも業者はいます。特に「今から遊ぼう」掲示板には業者が多めに混ざっていますね。
また、ワクメの業者は見分けやすいんですが、YYCの場合、アダルトな書き込みが禁止されているだけに業者がアダルト色を隠していて、かえって見分けにくいデメリットになっている気がします。
基本的に女性側がやたら積極的に会いたがるのは要警戒。これはワクワクメールも一緒ですけどね。業者の見分け方についての詳細は以下の参考記事にまとめてあります。
男女バランス
ワクワクメールは非公開ですが、当サイトからの登録人数の男女比から推測するに恐らくは男性7女性3辺りだと思います。
一方YYCはPC版のログイン画面に男性の人数と女性の人数が表示されていて、2020年9月時点では次のようになっていました(※2024年現在、男女人数は非表示になっています)。
なんと男性56%女性44%。この数字を信じるなら、YYCの方が男性にとって出会いやすい環境なんですが・・・実際にはワクワクメールの方が圧倒的にマッチング率が高いんですよね。
まず、恋活婚活マッチングアプリも含む全ての出会いサービスで、女性比率が4割を超えるところはほぼありません。例えばペアーズにしてもOmiaiにしても男女比約7:3です。
実はその昔、YYCのログイン画面に表示されている数字は男女比約8:2付近をずっとキープしていました。
ところが会員数と同様、ある日からこの人数がガラッと変わり、現在の比率になった経過があります。こんな大変動は現実まずありえません。つまりは信頼性に乏しい・・・。
リアルな男女比はワクワクメールが約7:3、ワイワイシーは約8:2と見るのが正しい見方かと。
また、僕はたまにピュア掲示板に女性が書き込んだ募集投稿数を調査してますが、ワクワクメールの方が必ずYYCの約2倍多いんですよ。試しに直近で拾ってみた数は次の通り。
■東京都:平日21:00~24:00
・ワクワクメール 59件
・ハッピーメール 76件
・PCMAX 58件
・YYC 37件
・イククル 32件
公式サイト発表の会員数ではYYCの方が多いのに、活動的な女性の数はワクワクメールの方が圧倒的に多く活気があるってこと。だから、公式の会員数なんてアテにならないんですよ…。
僕の定期調査では、アクティブ女性の人数はハッピーメール>ワクワクメール≒PCMAX>YYC≒イククルの順ですね。≒はニアリーイコール(ほとんど等しい)の意味です。
僕的にはこのようなYYCのゴマカシはブランド価値を落とすだけで、プラスに働くとは思えません。昔はちゃんと真実味のある数字が示されていただけに残念です・・・。
会員の質
YYCはピュアカテゴリーに特化しているので、一見、友達や恋人探しに向いていそうなんですが、実はピュアカテゴリーでのデート到達率もワクワクメールの方が高い。これは僕だけの傾向ではないはず。
理由の1つは先程触れたように、アクティブな女性会員数がワクワクメールの方が断然多いためです。
もう1つの理由はYYCには出会い目的ではなく、ポイントを貯めてAmazonギフト券や楽天Edyに換える目的で参加しているポイントゲッター(キャッシュバッカー)が多いため。
何だかんだワクワクメールの方がピュア特化型のYYCより、本気で出会いを求める人が多く集まっているというのが正直な実感です。以下の口コミに同意ですね。
YYCは、確かにキャッシュバッカーがエグいな。他の老舗出会い系サイトと違うのは、ここかなぁ。数年ぶりにやって、見分けはつくけど、もうオワコンなんだろうなぁ…って感じある。
— persona non grata (@persona21832452) 2022年5月6日
加えて、今はピュアな出会いならPairs(ペアーズ)のようなガチな恋人探し専門のマッチングアプリがあるだけに、YYCのコンセプトってかなり中途半端な気がします。
YYCを真剣交際を前提とした出会いにおすすめしているメディアもありますが、実際はそんなことありませんよ。
もし、真剣交際を見据えた彼氏彼女探し目的ならペアーズやOmiaiやwithなどのマッチングアプリの方が断然相手を見つけやすいし、真剣交際にこだわらない遊び目的ならワクワクメールやハッピーメールやPCMAXの方が話が早い。
結局、YYCってどっちつかずで出会いにくいんですよね…。
コミュニケーション機能
メッセージ交換機能と掲示板機能以外のコミュニケーションツールが充実していると、攻略法が豊富になるとともに、より低コストで出会いやすくなります。では、早速比較してみますね。
ワクワクメール | YYC | |
---|---|---|
日記 | ||
伝言板 | ||
つぶやき | ||
チャット | ||
おしゃべり | ||
コミュニティ |
ここもワクワクメールが圧倒的に強い!中でも伝言板のひそひそメッセージの存在はデカいです。文字数60文字の制限はありつつも、ポイント消費は2pt=20円でメールの代替えに使うことも可能ですから。こんなところにも低コストで出会える強みがありますね。
ただ、コミュニティ機能(同じ趣味や価値観の人達が参加するサークル的機能)はYYCの方がコミュニティ数、参加人数ともに多く使いやすいです。
この点は唯一YYCがワクワクメールより優れているところかもしれません。ワクメのコミュニティ機能はまだリリースされてからあまり時間が経っていないので、今後の充実に期待。
サポート
使い方がわからなかった時、利用していて何らかのトラブルがあった時に頼りになるのがカスタマーサポート。
ワクワクメールもYYCもメール365日24時間受付で対応しており、返信も早くて親切丁寧なので安心感があります。
ちなみにワクワクメールは最近まで午前10時~深夜1時の電話対応もやっていたんですが、2023年6月、ついに電話サポートをやめてしまいました。
と言っても、YYCの方はもう数年前に電話窓口を閉鎖してメール窓口だけになっていました。もっと言えば、ハッピーメールもPCMAXも同じ。人件費削減の一環でしょうね。
というわけで、サポート面は最近まではワクワクメールの方が充実していたんですが、現在は互角の評価とします。
ワクワクメールとYYC総合比較
本音モードで書いてきましたが、こうして比較分析してみるとワクワクメールの方が断然おすすめなのは明白。なぜか最近のマッチングアプリ紹介サイトではYYCが過大評価されている傾向にあり、自分的には「本当にちゃんと使って評価しているのか」と疑ってしまいます。いや、出会えるサイトの1つなのは間違いないですけどね。
YYCはかつて優良出会い系の中でも30代比率高めの落ち着いた雰囲気が特徴で、僕も結構お世話になってました。でもピュア専門になってからは20代比率が急激に上がり、独自の良さがなくなった気がします。
コスパも他の人気出会い系に比べて良くないし、現状のままじゃメインサイトとしては使えないというのが僕の率直な評価です。
特にYYCは料金高めな上に、業者に加えてキャッシュバッカーの紛れ込みも多い分、出会い系初心者の方にはハードル高いですよ。