ワクワクメールとイククルを徹底比較してみた!
イククル(旧イクヨクルヨ)はワクワクメールと同じく2000年代前半にサービスを開始した老舗の出会い系サイト&アプリ。
昔から優良出会い系サイトの1つに挙げられてきたイククルですが、2024年現在、ワクワクメールと比較してどんな特徴があり、どれほどの実力があるんでしょうか?
この記事ではイククルとワクワクメールを徹底比較。それぞれのメリット、デメリットを正直に評価して、本当におすすめできるのはどっちなのか決着をつけようと思います。
基本スペックを比較!
ワクワクメール | イククル | |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社ワクワクコミュニケーションズ | 株式会社プロスゲイト |
運営歴 | 2001年~ | 2000年~ |
会員数 | 1200万人 | 1500万人 |
公式 | 公式サイト | 公式サイト |
(株)ワクワクコミュニケーションズは東京都港区六本木を拠点に、ワクワクメールの運営を専門に行っている会社です。
(株)プロスゲイトは兵庫県神戸市に本社を持ち、イククルの運営の他に中古車販売などのリアルビジネスも手がけている会社だったと記憶してます。
「記憶してます」というのは、もう何年も前からプロスゲイトのホームページが閉鎖されているため。
閉鎖の理由は分かりませんが、2024年現在、大手と言われる出会い系サイト&アプリの中で運営会社のホームページがないのはイククルぐらいなもんです…。
これはいただけません。運営会社の信頼性は出会い系の質を見極める時の大事な検証要素の1つですから。
会員数を見るとイククルの方がワクワクメールより300万人ほど多くなっていますが、公式発表の会員数はあくまでサービス開始からの「累計」。幽霊会員や退会者も含む数なんですよね。
累計会員数なんて、やろうと思えば運営でいくらでも盛れてしまうわけで(←実際怪しいところも多い)、比較してもあまり意味がなかったりします。
出会い系サイトの実力をはかる上で本当に大事なのは、今現在ちゃんと活動しているアクティブな利用者の数です。
試しに、とある金曜日、21:00~0:00のゴールデンタイム、東京都で女性がピュア募集掲示板に書き込んだ投稿数を集計してみたところ、結果は以下の通りでした。
■女性の掲示板投稿数比較
・ワクワクメール 59件
・イククル 32件
(参考)
・ハッピーメール 76件
・PCMAX 58件
こうしてみても実際のアクティブ女性会員会員数は圧倒的にワクワクメールの方が多く、活気があるんですよね。
ただ、出会いやすさはアクティブ会員数だけじゃなく、男性と女性の数のバランス、そして会員の質にも大きく左右されます。
その点については後に解説するので、ココはひとまずイククルもワクメも「出会い系業界で日本有数の規模なのは間違いなし」程度に捉えておけば良いと思います。
料金を比較!
ともに男性は有料のポイント制で女性は完全無料です。出会い系で利用頻度の高い基本アクションのポイント消費=料金は下記の通り(※10円=1pt)。
基本アクションの料金
機能 | ワクワクメール | イククル |
---|---|---|
メール受信 | 無料 | 無料 |
メール送信 | 50円 | 50円 |
プロフ閲覧 | 無料 | 無料 |
以前はワクワクメールがプロフィール閲覧無料なのに対して、イククルは10円かかるのがデメリットだったんですが、ついに2020年5月からイククルもプロフ閲覧を無料化。時代の流れですね。
ちなみに、他の有名出会い系サイトだと、ハッピーメールもプロフ閲覧無料ですが、PCMAXは10円、YYCは11円と有料になってます。
ということで現在、基本アクションにかかるお金はイククルもワクワクメールも全く同じになりました。
ポイント購入時のサービス
ただ、イククルはプロフ閲覧を無料化する一方で、なんと最大の売りだった「いつでもポイント2倍増量キャンペーン」をやめてしまいました…。
イククルは長らく、3,000円以上のポイントを買うと2倍のポイントを付与する企画を常時続けていました。
例えば5,000円で購入すると通常は500pt追加されるところが、2倍の1000pt=10,000円分ももらえていたんです。
人気出会い系サイトの中でも、ここまでの大盤振る舞いはイククルだけでした。
でも現在はその2倍キャンペーンが終了(※ネットにはまだまだ古い情報が多いので注意)。クレジットカード決済で購入した時にもらえるポイント量を比較してみると…
購入金額 | ワクワクメール | イククル |
---|---|---|
3000円 | 400pt=4000円分 (1.3倍) | 400pt=4000円分 (1.3倍) |
5000円 | 700pt=7000円分 (1.4倍) | 700pt=7000円分 (1.4倍) |
10000円 | 1500pt=15000円分 (1.5倍) | 1500pt=15000円分 (1.5倍) |
このように、ポイント購入時のサービスポイントはワクワクメールと全く同じになりました。これはイククルの男性ユーザーにとっては、めちゃめちゃ痛い!
一番の武器だった「料金の安さ」がなくなってしまったわけで、次の口コミのように、嘆く男性が多数…。
イククルはポイント2倍キャンペーンが終わったのが残念
— 出会い系マニア X(Twitter)
更にワクワクメールにはクラス特典制度があり、ノーマル会員でも購入金額の10%がモバイラーズポイントで還元されます。
なので、ワクメだと実質3000円で1.4倍、5000円で1.5倍、10000円以上で1.6倍のポイントがもらえるんです。
というわけで、2024年現在のポイント購入料金はイククルよりワクワクメールの方が安くなりました。
ただ、出会うまでにかかるコストは後に触れる「出会いやすさ」の影響も強く受けます。マッチング率が低いサイトだと結局は余計にお金がかかってしまいますから。
これらをトータルで考えた時に、どっちがより低コストで出会えるかという結論は、現段階では保留にしておきます。
無料サービスポイント
ワクワクメールは月1回程度のペースで200円分の無料サービスポイントの配信をやってますが、イククルにはありません。ここもワクメ有利。
無料お試しポイント
初回登録でもらえる無料お試しポイントはイククルが最大80pt=800円分なのに対し、ワクワクメールは最大170pt=1,700円分(※誰でももらえる120pt+当サイト限定特典50pt)。
90pt=900円差と言えばメッセージ送信数にすると18通分にもなります。これだけあれば、2~3人のLINEをゲットできる可能性がありますよ。スタート時からワクメの方が断然有利ですね。
料金を比較すると、以前は2倍キャンペーンを実施していたイククルが圧倒的有利でしたが、現在は無料サービスポイントを多くもらえるワクワクメールの圧勝です。
あとは先程書いたように、トータルコストは出会いやすさの影響も強く受けるので、これから解説する項目にも注目ですね。
出会いやすさ比較
正に「出会いやすさ」こそが出会い系アプリの肝。どんなに料金が安かろうが出会えなきゃ意味ないですから。早速、比較していきますよ。
サクラと業者
- サクラ…運営が雇った偽の会員。
- 業者…運営とは無関係の利用規約違反者。他サイトへの誘導業者、個人情報(メールアドレスやLINE IDなど)収集業者、援デリ業者など
まず、運営自身が会員を騙すために雇ったサクラは、ワクワクメールにもイククルにもいません。
でも、業者は全ての出会い系サイトや婚活系マッチングアプリに紛れ込んでしまうものであり、ワクワクメールもイククルも例外ではありません。
と言っても、ともに24時間365日の監視体制でちゃんと取り締まりをしていて、この点については特別大きな差は感じません。
ワクメにしてもイククルにしても、良くも悪くもド派手なイメージのハッピーメールやPCMAXに比べれば業者は少なめですね。
特に、ワクワクメールはポイント制出会い系サイトで唯一、本人確認「セルフィー認証」を導入しています。
セルフィー認証…身分証の顔写真と本人の顔が一致しているどうかを審査
セルフィー認証は強制じゃありませんが、本人確認の仕組みを導入しているだけでも、業者などの不正ユーザーにとってはプレッシャーになりますよね。
この事例からもわかるように、安全性に対する運営の意識はイククルよりもワクメの方がより高いかなと。口コミも紹介しておきます。
イククルとハピメは、業者関係の通報してもほぼ放置だな。ワクメは割と強制退会多いけど。
— 札幌出会い系業者情報 X(Twitter)
ワクワクメールのサクラ事情や業者の見分け方については、次の記事にもっと詳しくまとめてあるので、気になる方は参考にしていただければと思います。
男女バランス
会員の男女比はともに非公開なので、掲示板投稿数や実際のマッチング率(出会い成功率)から判断するしかないのですが、圧倒的にワクワクメールが有利と感じます。
これはワクワクメールの方がアクティブ会員数が多いこと(既に基本スペック比較のところで解説した通り、サイト内の活気が違います)や次に触れる会員の質の影響も大きいと思います。
会員の質
ここで問題になるのが、女性会員の真剣度です。いや、真剣度と言っても、真剣交際(本気の結婚相手探しとか本気の恋人探しとか)目的の女性という意味じゃありません。
イククルもワクワクメールも、気軽な出会い(友達以上恋人未満の遊び、大人の関係)向きのマッチングサービス。真剣交際目的なら、ペアーズやwithなどのマッチングアプリの方が向いています。
ここでいう真剣度とは、本当に出会い目的で参加している一般女性がどれだけいるかですね。
まず、イククルは昔から、メールのやり取りなどで貯めたマイレージポイントを換金して小遣いを稼ぐ女性、いわゆるキャッシュバッカー(CB)が多いという課題を抱えてきたサイト。
CBは運営が雇ったサクラではないので会える可能性もゼロじゃないのですが、結局はサイト内でポイントを稼ぐため、サクラ同様、いつまでもLINE交換に応じてくれないという動きをします。
キャッシュバッカーが多いと、どうしても無駄なメールが多くなり、コストがかかります。慣れれば見分けることもできますが、初心者の方にはややハードル高め。
一方、ワクワクメールにはポイントを換金できるキャッシュバック制度がありません。
WEBマネーや景品には換えられますが、やはり現金ではない点、更にメールのやり取りで還元されるポイント量も少ない点から、イククルに比べるとポイント稼ぎ目的の女性ユーザーは少ない。
イククル運営もマイレージの還元率を低くする、あからさまな小遣い稼ぎ目的の女性の換金は認めないなどの対策を取ってきたので、2024年現在はほぼ気にする必要がないレベルですが…
女性の真剣度は平均的にワクワクメールの方が高く、出会いにつながりやすい傾向はあると感じます。
ただ、パパ活女子、通称PJの比率はワクワクメールの方が高いので注意。
パパとは基本的には食事などのデートをするだけでお手当(お小遣い)をあげる男性のことであり、一応、体の関係ありの援助交際とは区別されていますが…
実際には、大人あり(体の関係あり)もOKな女性、つまり援交と何も変わらない女性もいます。
人気どころだとハッピーメールがパパ活を全面禁止にしているのに対し、ワクワクメールもイククルもほぼ黙認状態なんですよね。この2つでパパ活しているPJ達の口コミも結構あります。良PのPとはパパのことですね。
ワクメ イククル でも普通に良p会えたことあるので見極められる人なら大丈夫だと思う?
— pjゆちゃん X(Twitter)
なので、イククルにもPJはいますが、ワクワクメールの方が知名度が高いし、ブログ等でパパ活サイトとして紹介している人が多い分、PJが多めな感じ。
パパ活に全く興味がない僕のような男からすれば、PJも業者や割り切り・援助交際目的の女性と同じく迷惑な存在です。
と言っても、ワクメやイククルのPJはそもそもパパ活目的と宣言していることが多いため、見分けるのも比較的簡単。
逆にハピメのようにパパ活禁止だと、運営に見つからないように隠れて活動しているPJが多いため、僕らもかえって見抜きにくいんですね…。
詳しくは次に紹介する記事を参照下さい。
以上、会員の質についてまとめると、相対的にCBがやや多めなイククル、PJがやや多めなワクワクメールということで、この評価は五分とします。
コミュニケーション機能
コミュニケーション機能が充実していると、メッセージ送信に消費するポイントを抑えられます。早速比べてみましょう。
ワクワクメール | イククル | |
---|---|---|
日記 | ||
伝言板 | ||
つぶやき | アプリ版限定 | |
チャット | ||
おしゃべり |
コミュニケーション機能の充実度はワクワクメールが圧倒しており、メールの代替に使える伝言板ひそひそメッセージ(2P=20円)もあるし、メール1通と同じ50円で無制限にやり取りできる2SHOTチャットもあります。この2つの機能はイククルにありません。
ここはワクワクメールが強さを発揮。特に伝言板ひそひそメッセージの存在は大きいと思います。
もちろん利用エリアや個々のスキルによっても違いますが、出会いやすさを加味すると、女性1人当たりの出会いコストはワクワクメールの方が安くおさまる人がほとんどかと。
特にイククルのポイント2倍キャンペーンが終わってしまった今、正直、イククルを優先して使う理由がなくなってしまった気がします…。
サポート
優良出会い系アプリならメールでのサポート(問い合わせ)24時間対応は当たり前。ワクワクメールもイククルも当然、24時間体制のメール受付をしています。
電話対応については、イククルに限らず、出会い系ランキング上位常連組のハッピーメール、PCMAX、YYCの全てが数年前から電話サポートを閉鎖してしまった中、ワクワクメールだけは継続していたのですが…
2023年6月、ついにワクワクメールも電話窓口を閉鎖。他社の動向を見ても仕方のないところですね。よって、サポート体制については同点とします。
昔はイククルもワクワクメールやハッピーメールと肩を並べるぐらいの活気があり、実際僕もかなりお世話になったクチですが、2024年現在、だいぶ差がついてしまった感は否めません。
宣伝もかなり縮小しましたし…。プロフィール閲覧を無料化したのは評価できますが、2倍キャンペーンが終了したため、ワクメを上回る要素がなくなってしまいました。
出会いやすさもコスパも、ひいき目無しにワクワクメールの圧勝かと。僕自身も今後イククルを使う機会が激減しそうです…。